Lighthouseのオープニングイベント開催

皆さまこんにちは。日本西海岸計画の代表理事を務めさせて頂いている池田友喜です。

この度、2017年9月1日に起業家育成施設であるインキュベーションセンター・Lighthouse(ライトハウス)が酒田市新橋にオープンします。当施設はビジネスモデル立案・経営・税務・法務などさまざまな側面から起業を支援する機能を持った「何かしたい」「やってみたい」という、挑戦する人を応援・支援するインキュベー ション施設です。
この開設にあたっては、様々な方々よりご協力及びクラウドファンディングを通した支援を頂き感謝の気持ちでいっぱいです。常々私は「自分たちの未来は自分たちで創る」ということをお話しておりますが、今回の「自分たち」とは酒田市やこの庄内に住む「私たち」のことを指しています。現状、日本の地方はどこもかしこも少子高齢化が進み、人口が減少していくという波に乗っております。それは課題先進国である日本として免れないことではありますが、私たちが住むこの地域が2040年には消滅してしまう可能性があるということも言われている中、何も手を下さずに見ていてはいられないという衝動から、私たち日本西海岸計画は新しい「産業を創り出すことができる起業家を増やす」という活動をしているのです。私には小学6年生と4年生の子供がいます。その子供たちの未来を考えた時、彼らが将来住み働くであろう庄内の環境や文化に対する責任は誰にあるのでしょう。庄内はツマラナイと言って、庄内に働くところが無いと言って出て行ってしまう子供たちに私は何を想うのだろう。そんなことを考えていると今のこの地域を変え、発展させ、住みやすい文化を創るという責任はまさしく私たち世代にあるのだと痛感し行動に起こしています。

また、今回のこの起業家育成施設の建設費や日本西海岸計画のその他の活動は補助金や助成金を一切使っていません。これは行政や自治体と組まないという話ではなく、私たちの活動原理として「形式的に創れば良いではなく、実態として産み作り出すこと」を目的としているため、柔軟かつスピーディな判断をする必要性が多々あるということが大きな原因としてあります。例えば、今回の起業家育成施設というもの自体、私たち自身も経験のしたことがない領域に足を踏み入れるわけです。様々に考えれることを挑戦し、うまくいくこと、起業家を産むのに効果的なことは残しコンテンツ化していきます。またその逆に効果的でないことや、庄内という風土に合わない方法は捨てていくという勇気も必要です。いわゆるトライアンドエラーを繰り返しながら、失敗と成功を積み重ねながら、実態として起業家が多く生まれる文化をこの庄内に創りたいと考えているのです。そうすると「決まっていないことには利用が難しい補助金・助成金」に頼らず立ち上げていくということが重要で、そもそもこの起業家育成施設の建設自体がスタートアップであり起業として捉えているということなのです。また補助金や助成金がないと立ち行かないようでは、施設を継続して運営していくということにコミットメントできておらず、それらが絶たれた場合に施設の運営もストップしかねないと考えています。何かを始める時、すぐに補助金・助成金となるのは地域における悪い習慣であり、継続できない=長い時間取り組むことができない=何も産まれない、という図式になるのだと感じています。

だからこそ、私たち日本西海岸計画の理事や参加してくださる方々は自らで事業にチャレンジし、そこで得た利益、または時間や労力を本計画に対して投資し、「自分たち=庄内に住む私たち」の力で未来を生み出そうと活動しています。それは未来の次世代たちに対して責任を追う私たちの使命であると考えているからなのです。明日、9月1日はその大きな一歩となる日です。どなたでも参加できます(名刺の提出もしくは名簿への記帳はお願いします)ので、ぜひ「自分たちの未来を自分たちで創る」という意思を共に持ってくれる方々と記念すべき日を祝いたいと思います。さぁ始まりますよっ!

 

■開催日時 
 平成 29 年 9 月 1 日(金) 15 時開場〜18 時くらいまで

■場 所
 山形県酒田市新橋 2−26−20 LIGHTHOUSE 

■次第概要
 ・開会
 ・来賓祝辞
 ・代表理事より挨拶
 ・理事紹介・業務提携先、アドバイザーのご紹介
 ・基調講演
  1.遠藤吉紀 氏 日本⻄海岸計画アドバイザー
   「シリコンバレーからの提言 ー大改革時代にどうアクションするか?ー」
  2.古山隆幸 氏 一般社団法人イトナブ石巻 代表
   「プログラミング教育が創る地方の未来」

 ・懇親会
 ・終了

 ※ 次第および基調講演の内容は変更になる場合があります。
 ※ 懇親会では軽いお食事とお飲物をご用意しております。

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